謎の男マハラージャンは星野源ラジオの“はがき職人”だった!! 「THE FIRST TAKE」で話題

[ 2021年6月19日 05:30 ]

マハラージャンのメジャーデビュー曲「セーラ☆ムン太郎」のジャケット
Photo By 提供写真

 星野源(40)のラジオ番組の“はがき職人”で、元会社員のシンガー・ソングライターが出世街道をばく進している。3月にメジャーデビューしたマハラージャン(年齢非公表)。先月には全国放送のNHKで初のテレビ出演を果たし、18日にはチャンネル登録者数460万人の人気YouTube番組「THE FIRST TAKE」に初出演。異色の新人が今年の音楽界をにぎわせそうだ。

 スーツにターバンという独特なスタイル。この日公開された番組で歌っているのはメジャーデビュー曲「セーラ☆ムン太郎」のバンドアレンジ版。都会的なサウンドに聴き心地のいいハイトーンボイスを合わせている。

 異色の経歴の持ち主だ。大学院を卒院後、CM制作会社に就職。ウェブ広告代理店に転職した18年から、毎週聞いていたニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」にはがきを送り始めた。
 番組で使用する「ジングル」(番組の節目に挿入される短い音楽)を募集するコーナーにも応募。「採用してもらえた時、手が震えるほどうれしかったので、毎週送るようになっていきました」と振り返る。21回の投稿で12回採用され「星野源アワード2018」では最優秀ジングル賞を受賞した。

 19年9月にインディーズで活動を始めると、全国のラジオ局で歌が流されるなど話題を呼び、ソニーミュージックと契約して1年半でメジャーデビューに至った。先月15日にはNHK「シブヤノオト」で初のテレビ出演。ザ・ファーストテークにも抜てきされ7月21日にはメジャーで初のアルバム「僕のスピな☆ムン太郎」の発売も決まった。

 会社員時代に感じたという劣等感や理不尽な仕打ちを題材にした歌詞が人気。「ジャンルにとらわれ過ぎず本当に納得できる音楽を届けていきたい」と意気込む。出世街道をひた走る元会社員は「12月31日はまだ今のところギリギリスケジュール空いてます」。NHK紅白歌合戦という最高峰のステージまで行き着くだろうか。 (飯尾 史彦)

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