尾木ママ「助けを求める、SOSを出す力も学力」 コロナ禍で苦しむ学生にエール、積極的な発信を呼びかけ

教育評論家の尾木直樹氏
Photo By スポニチ

　“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏日本テレビ「真相報道　バンキシャ！」（日曜後6・00）にリモート出演し、コロナ禍に苦しむ学生にエールを送った。

　番組では「理想とかけ離れ…生活に困る学生も」として、コロナの影響を受けて経済的に困窮する学生を取材。感染拡大により塾のアルバイトのシフトが減ったり、野球場でビール売りの仕事がなくなった、などの声を伝えた。VTR明け、尾木氏は「どの子の話を聞いても、彼らの自己責任ではないですよ」と思いやった。

　「アルコールが禁止ってなった途端に、学生のところまでしわ寄せがいっているっていうのは、本当に深刻で」と、声を落とした尾木氏。続けて「ただ僕、学生さんに言いたいのはそういう時に『困っているよ』って声を、ネットでもいいからどんどん発信してほしいと思うんです」と述べた。

　積極的に発信することが大切と説いた尾木氏は、「そういう助けを求める、SOSを出す力というのも一つの生きる力だし、学力だと思うんです」と力を込め、「遠慮なく発信してほしいなと思います、そして改革していければ思いますね」と語った。