古市憲寿氏 緊急宣言の再々延長「3カ月続く緊急って、緊急じゃない…効果さえも期待できない」

[ 2021年3月11日 09:02 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が11日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。東京都で10日に新型コロナウイルスの感染者が新たに340人報告されたことに言及した。

 直近7日間で平均した1日当たりの人数は265・1人となり、前週の今月3日の95・4%。新規感染者のうち、65歳以上の高齢者は69人。経路不明は166人だった。入院患者は前日から28人減の1333人で、うち重症者は同数の39人。感染者の累計は11万4201人となった。都内は緊急事態宣言後に続いた減少のペースが鈍化。直近7日間の平均が前週を上回る日も出てきており、再拡大への懸念も出ている。

 古市氏は、緊急事態宣言の再々延長について「1、2、3カ月間、緊急事態宣言を続けるってことで、3カ月続く緊急って、それは緊急じゃないですよね。緊急事態宣言の本来の意図、この時期は緊急なんですから皆さん自粛して下さいっていう効果さえも期待できないと思うんですね。そこの中での延長ってすごく疑問」と指摘。

 その上で、「もしもここまで来たらじゃあゴールデンウイーク明けまでとか五輪くらいまで緊急事態宣言続けましょうって人がそろそろ出て来てもおかしくないと思う。だから再々延長は僕は反対ですけど、あるんじゃないかなって思っちゃいますね」と自身の見解を述べた。

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2021年3月11日のニュース