佳山明 入浴シーンも体当たり熱演「社会的意義があれば…」 毎日映画コンクール表彰式

[ 2021年2月17日 16:41 ]

<毎日映画コンクール表彰式>スポニチグランプリ新人賞を受賞し笑顔を見せる佳山明(撮影・久冨木 修)
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 「第75回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞した佳山明(めい、26)が17日、東京・目黒区のめぐろパーシモンホール(大ホール)で行われた表彰式に出席した。

 「37セカンズ」は、出生時に37秒間、呼吸ができなかったため、脳性まひになった主人公・貴田夢馬(ゆま)が、漫画家として自立するためにもがいていく姿を描いた、リアリティーあふれるヒューマンドラマ。佳山自身の実体験も含まれた作品で、受賞には「私でいいのかな?って申し訳ないと思いました」と恐縮気味ながらも、「非常に重く、強く受け止めています」とも語った。

 入浴シーンもあり、「正直、悩みました」と率直な思いも吐露した。「リアリティーとしてそこから派生していくという意味で、社会的意義があればいいなという思いと、映画の一つの表現としてもありかなと、いろいろなことを考えました」と体当たりの撮影を振り返った。

 祝福に駆けつけた山口晋プロデューサーは、「か細い声の中に強い魂がある。やる気もみなぎっていたし、強さを感じた」と、起用の理由を説明。佳山はうれしそうに耳を傾けていた。

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2021年2月17日のニュース