EXITりんたろー。女性蔑視発言の森氏会見に苦言「俺が代弁してやってんだと思っているのでは」

[ 2021年2月6日 20:14 ]

「EXIT」りんたろー。(C)AbemaTV
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 お笑いコンビ「EXIT」がレギュラー出演中のABEMA「AbemaPrime」(木曜後9・00)で、女性蔑視とも取れる発言で世界中から非難を浴びている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)についてコメントした。

 森氏は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日の会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」と謝罪し、発言を撤回するとした。一方、テレビで生中継された会見での逆ギレぶりな態度で、火に油を注いだ形となっている。

 「EXIT」りんたろー。(34)は一連の騒動について「緊急事態宣言下で政治家の会食が相次いでいることを見ても、会うことでしかコミュニケーションの手段がなかった人たちが、今もその習慣を変えることができずに会食をしてしまっている。それと同様に、おじさんたちの集団の中にずっとあった“女の幸せ”とか“涙は女の武器”“女は愛嬌”といったおじさんたちだけの古い価値観をそのまま女性に当てはめているのだと思う」と反応。

 「しかも、その集団はおじさんだけで形成されているので、お互いの価値観に対して違和感を抱く機会もない。むしろ、森会長の会見を見ていると“俺が代弁してやってんだ”と思っているのではないかという印象すら感じた。このままでは“政治はおじさんのもの”であり続けてしまうし、世間とのズレや距離は埋まらないままだと思う」と持論を述べた。

 相方の兼近大樹(29)も「こういう会見を見ると、普段から女性の方ってめちゃくちゃ我慢しているんだと感じた。女性たちの我慢によって、偉い方は責められることがないからこういう発言が出るんだと思う。権力あるおじさんは、常にまわりの女性に我慢をさせて生きているんだと思う」と指摘した。

 レギュラーコメンテーターの柴田阿弥アナ(27)は、森会長の発言に対して「嫌な気持ちはしたし、話が長い男の人だって、はいて捨てるほどいると思った」と率直な意見を語り、「この件が海外でも大々的に報じられていて日本の恥だと思う。もともとこの方はアスリートに対しても『大事な時に必ず転ぶ』など、度々失言をされてきた。私もそれを見てきたし、そういう方だと分かっていて森さんを会長にした人たちにも責任があると思う。時間が経てば忘れると思って“なあなあ”にされるのかもしれないが、これを機に政治家も社会も意識を変える人が増えればと思う」と訴えた。

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2021年2月6日のニュース