三浦瑠麗氏 二階幹事長“ケチつけるな”発言「メディアに対してケンカを売ったんだと思う」

[ 2021年1月21日 11:32 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(40)が21日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。自民党の二階俊博幹事長がNHKの番組のインタビューで、政府の新型コロナウイルス対策について「ケチをつけるものじゃない」と発言したことに言及した。

 二階氏は、19日放送のNHK「クローズアップ現代+」(火~木曜後10・00)で、コロナ対策について「政府の対策は十分なのか、さらに手を打つことがあるとすれば、何が必要でしょうか」と聞かれ「他の政治家が、何ができますか。今、全力を尽くしてやっているんじゃないですか。いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ」と述べた。さらにNHKの世論調査の内閣支持率で初めて不支持が支持を上回ったことには「これはみんな、やり場がないんです、今の状況を。どこへぶつけていきますか。野党の某政党に責任は、おまえの政党にあるよと言ってみたってしょうがないじゃないですか。こういうときは政権与党なんです、みんな。しっかりやってくれと」などと答えた。

 三浦氏は「たぶん二階さんはメディアに対してケンカを売ったんだと思うんですよ、野党に対してっていうよりは」と自身の見解を述べた。「ある意味、野党は眼中にないっていう問題点は置いといて」とした上で「メディアに対してたぶんここでの支持率の低下っていうのは誰がやっても同じだったんだろっていうことをおっしゃりたいんでしょうね。ただ正直、日本の体質っていうものがこういった危機の態勢に向かないとはいえ、やはりやるべきことをやられていないんです。最大のものが医療態勢の拡充で厚労省の想定というものはあったんです。でも厚労省が流行期に応じた病床を増減させようと、この増減の見込みが非現実的だった部分と非常時の態勢では全くなかったということ。それを自民党は政府与党で官僚じゃないんだから責任を負わないのかっていうとそこは負わないと。罰則の議論している場合じゃないでしょう」と自身の見解を述べた。

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2021年1月21日のニュース