桂よね吉が繁昌亭大賞受賞 京阪電車に紋付きはかま姿で乗車し会見会場へ

[ 2020年12月21日 20:07 ]

第15回繁昌亭大賞の発表会見に出席した(左から)特別賞の桂紋四郎、大賞の桂よね吉、笑福亭仁智会長、奨励賞の笑福亭由瓶
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 上方落語協会は21日、入門25年以下の所属落語家へ贈る第15回繁昌亭大賞を桂よね吉(49)に決めたと発表した。奨励賞は笑福亭由瓶(49)、特別賞は桂紋四郎(32)。

 同協会会長の笑福亭仁智(68)が「色気があって大物感がある」と評したよね吉は、この日昼の選考委員会での決定を聞き、京都の自宅から京阪電車で駆けつけた。しかも「着替えるところがないと思って家で」と紋付きはかま姿での乗車。しかもウソかマコトか「特急にイヌが乱入した」。会見会場へは約1時間近く遅れての到着だった。

 由瓶とは同い年で、「一緒に獲れたのでホッとした。(落語会で)由瓶が前で爆笑を取っていると“負けられへん”と高座へ上がる」と笑顔。また2005年、50歳で早世した師匠吉朝さんを回想し、「うちの師匠はシャイなんで“ようやった”とは言わない。でも来年から師匠の年齢を追い越していくんで」と語り、新たな覚悟を抱いていた。

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2020年12月21日のニュース