爆問・太田、一部勝訴 「裏口入学報道」裁判で新潮社に損害賠償と記事削除命令

[ 2020年12月21日 10:10 ]

爆笑問題の太田光
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)が日大芸術学部に裏口入学したと報じた週刊新潮を提訴した裁判で、東京地裁は21日、同社に440万円の支払いとネット記事の削除を命じる判決を言い渡し、太田側が一部勝訴した。太田側が求めていた謝罪広告の掲載については認められなかった。

 この日、太田は出廷せず、妻で所属事務所「タイタン」の太田光代社長(56)が傍聴席から判決を聴いた。

 18年、週刊新潮が8月16・23日夏季特大号(同8日発売)で「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事を掲載。太田が受験前にホテルに缶詰めになって、現役教員から事前にレクチャーを受けていたとし、父の三郎さん(故人)が対価を支払っていたなどと関係者の証言を交えて伝えた。これを受け、太田側は虚偽の記事を週刊新潮に掲載され名誉を傷つけられたなどとして、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に提訴した。

 18年10月の第1回口頭弁論以降は、裁判所の和解勧告を受け入れず、戦い続けてきた太田は、今年10月1日の口頭弁論に初出廷し、裏口入学をあらためて否定。新潮社側の主張に対し「正直にやってきたのに、ひきょうな手を使ってインチキなイメージを持たれた」と痛烈に批判していた。

続きを表示

2020年12月21日のニュース