猿之助 舞台での大ケガを回顧「バイオハザードみたいな手に」「出家しようと思った」

[ 2020年7月26日 16:04 ]

市川猿之助
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 歌舞伎俳優、市川猿之助(44)が24日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演し、過去に負った大ケガについて赤裸々に語った。

 2017年10月、主人公・ルフィ役を演じた「スーパー歌舞伎2 ワンピース」のカーテンコール中、衣装の左袖が回転装置に巻き込まれた。「左腕開放骨折」と診断され緊急手術。その後、複数回の手術を受けて11月に退院し翌年1月、舞台復帰した。

 事故の直後は「失神していた」という。意識を取り戻した際は、「あぁ、役者じゃないなって。俺、左腕落ちたと思ったんで」と振り返り、「何しようって思って。仏教徒なんで。出家しようと思って。真面目に思ったんですよ」。第二の人生を考えたとも打ち明けた。

 腕を回転装置から抜くと「バイオハザードみたいな手になって出てきたんですよ」と語り、苦笑。明日から舞台に立てないと察知し、すぐに代役の指示をスタッフに行った。偶然、共演者がスポーツ整形外科の医師を客席に招待しており、応急処置を受けてから、救急車で病院に搬送された。

 同公演の主題歌「TETOTE」は、親交の深い人気デュオ、ゆず・北川悠仁(45)が手掛けた。猿之助は、手術の翌日、ゆずのコンサートを観賞予定だったといい、「悠仁、ごめん、すごい痛くて明日行けない」と電話で伝えたところ、「分かった分かった。あとでプレゼントがあるから」と返されたそう。

 「当日のコンサートで、俺に向けて歌ってくれた歌を映像で撮って、それをくれたわけ」と続けた猿之助。粋な贈り物に感動したと告白し、「本当に唯一の友達と言ってもいいかもしれない」と、北川を表現していた。

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2020年7月26日のニュース