舛添要一氏 「夜の街」風営法調査と“抱き合わせ”コロナ指導を問題視「別件逮捕より悪い」ヒロシも疑問符

[ 2020年7月26日 19:03 ]

舛添要一氏
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 元厚労相で前東京都知事の舛添要一氏(71)が26日、インターネット放送ABEMAのニュース番組「ABEMA的ニュースショー」にゲスト出演し、警視庁が新宿・歌舞伎町や池袋のホストクラブやキャバクラ店などに立ち入り調査した件について「問題が多すぎる」と厳しく批判した。

 警視庁は24日夜、風営法に基づき歌舞伎町、池袋で各店舗を営業実態を立ち入り調査した。調査には都の職員も同行しており、新型コロナウイルスの感染防止策が徹底されているかを同時に確認・指導した。ところが、新型コロナの調査は風営法では対象外だったため、店舗からは反発の声が上がったという。

 この件に関して舛添氏は、「風営法で取り締まるっていうのはちょっと手段が違うのではないかな。本来は自粛要請だけですよ。そこまでやるなら厳罰をもって、罰則規定の強制力を持たせて、その法改正が先なんですよ」と指摘した。

 さらに、西村康稔経済再生担当相が今後、建築物衛生法に基づく立ち入り調査の全国実施も検討していると述べていることについても疑問を投げかけた。「建築物衛生法とか、食品安全法とか、いろんな材料を使って締め付けにかかってるけど、それは建築物が安全かどうか、いかがわしいことをしてるんじゃないかどうかを取り締まるんであって、コロナに対する対策を見ることじゃないでしょう?」と指摘。「単なる脅しになっちゃうので、まともな筋のやり方じゃない。別件逮捕みたいな。別件逮捕よりもっと悪いんじゃないかな?」と厳しい言葉を並べた。

 警視庁の立ち入り調査が、都の要請によって行われたことについても問題視した。「おまわりさんがかわいそうです。彼らが感染しちゃう。本当に取り締まりで行くならいいけど、都庁に『来い』と言われて付いて行って、感染したらどうするんですか?彼らの防護対策も必要なんです」と述べ、「ちょっと問題が多すぎると思います」と警鐘を鳴らした。

 かつてホストクラブでの勤務歴があるお笑いタレントのヒロシ(48)も「それ、普段やればいいんじゃないかな?っていう。なぜコロナの時期にやるのかな?とは思いました」と疑問を口にした。

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2020年7月26日のニュース