元中日・山本昌氏 現役時代に支えとなった“考え”とは…「あれに比べたら」

[ 2020年7月21日 23:30 ]

MBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」で語る元中日・山本昌氏(右)とMCの武井壮
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 MBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)の22日放送は「中日のレジェンド・山本昌VS阪神のレジェンド・金本知憲」。名勝負の秘話を山本昌氏(54)が語る。

 「サウスポー最強論 左を制する者はスポーツを制する」がテーマ。野球界から山本昌氏、ボクシング界から元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(39)、テニスの市川泰誠選手(19)が出演。3人が経験した「左を制する者はスポーツを制する」エピソードを語る。

 山本昌氏は「左利きだったから投手になった」。NPB史上最年長42歳11カ月で通算200勝を達成。実働29年で通算219勝を挙げたレジェンドだ。しかし、山本昌氏は、長谷川氏の功績をまとめたVTRを見て「ボクサーは人前で殴り合いをして、倒されることもある。(それに比べて)野球は楽だな」と現役時代に思っていたと告白。MCの武井壮(47)から「(その考えが)支えになっていたってことですか?」と聞かれると、山本氏は登板前に緊張しすぎることもあったため、「ボクシングに比べたら屁みたいなものだ」と自分に言い聞かせてマウンドに上がったことを明かした。

 一方、長谷川氏は「ボクシングはKO負けしたとしても、ヤジを浴びることはないんです。でも野球はすごいヤジが飛んでくるので、精神的には(野球の方が)キツイかな…」とスタジオを笑わせた。

 阪神戦通算48勝の“阪神キラー”でもあった山本昌氏。「サウスポーの優位性」を最も有効活用できた試合に、06年9月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)で達成した“史上最年長ノーヒットノーラン”を挙げた。

 さらに、当時の阪神4番打者・金本知憲氏(52)との勝負について、山本昌氏は金本氏を「(2ストライクまで)追い込むのは簡単なんですよ」とコメント。「この人(金本氏)は、相手投手に決め球を投げさせて、それを狙い打ちする」と続けた。決め球を打たれたときの投手のダメージは計り知れないそうで、山本氏はそんな金本氏の“レジェンド”たるゆえんを「(金本氏が)現役時代のときにファンの方にお伝えしたかったですよ」とコメントした。

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2020年7月21日のニュース