NHK、差別的表現防止へ対策を強化　黒人CGアニメ問題

東京・渋谷区のNHK社屋
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　NHKの正籬（まさがき）聡放送総局長が17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、今月7日に放送された国際情報番組「これでわかった！世界のいま」で、米国の黒人が置かれた状況を説明するCGアニメが配慮に欠けていたと批判が集まった問題について言及した。

　「公共メディアがこのような事態を招いたのは痛恨の極み」と見解。検証のため12日に放送倫理委員会を開催したといい「言葉や表現が差別的と受け止められないかどうか、感覚を研ぎ澄ましていく取り組みを強化する」とした。なお来年放送予定の大河ドラマ「青天を衝け」について担当者は「通常のクランクインより遅れると思う」と説明した。