吉本興業 全国の直営劇場15館で公演休止 ファン1日1万人に影響

[ 2020年3月1日 05:30 ]

新型コロナ止まらぬ余波

2日から公演中止となる「なんばグランド花月」(NGK)
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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、吉本興業は29日、拠点となる大阪市の「なんばグランド花月(NGK)」をはじめ全国の直営劇場15館での公演と同社主催の興行やイベントを、2日から当面の間すべて休止すると発表した。感染の拡大を鑑みて判断を下した。NGKの休演は1995年1月17日、阪神大震災の発生当日以来2度目という。

 吉本は東京にも新宿・ルミネtheよしもとや渋谷・ヨシモト∞ホールなどの劇場を展開。直営15館の収容人数は、858人のNGKを筆頭に計約4000人にのぼる。大型の劇場では1日に最大4公演を行っており、1日当たり約1万人が公演を見られなくなることになった。

 他社との共催公演、また吉本のタレントが出演する他社主催のイベントについては「関係各所と協議のうえ判断してまいります」とした。現在、東京・国立劇場で行われている落語家・桂文珍(71)の芸歴50周年記念独演会については、2月27日に予定通りの実施が発表されたが、吉本は「改めて協議していく」とした。

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2020年3月1日のニュース