清原和博氏 カメラ向けられ「怖い」も「前進はしている」 依存症啓発イベント

[ 2020年3月1日 14:38 ]

「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に参加した清原和博氏
Photo By スポニチ

 16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた清原和博氏(52)が1日、都内で行われた厚生労働省主催「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」のトークショーにスペシャルゲストとして参加した。

 元俳優の高知東生氏(55)、歌手の杉田あきひろ(54)、元NHKアナウンサーの塚本堅一氏(42)とともに“花の2016年組”として登壇。報道陣から多くのカメラを向けられ、清原氏は「カメラの出るのは得意だったんですけど…怖いです」と苦笑を見せた。

 4人の共通点は16年に事件を起こし、自助グループにつながって依存症克服を目指しているということ。自助グループについて「最初は病院の治療に行っていて。そういうグループがあると聞いたけど、なかなかハードルが高かった。話は聞いていたけど、なかなか足は向かなかった」という清原氏。それでも、通うようになり、「このメンバーの中では1番新人だと思うんですけど」と照れ笑い。「最初は戸惑いましたけど、包み隠さず、話せることが僕にとっては大事なこと。皆さんよりは僕は遅れていますけど、前進はしていると思います」と話した。

 イベントは「回復を応援し、受け入れる社会へ」をテーマに、アルコールやギャンブル、薬物などの依存症は回復できる病気であることや、排除せずに受け入れる社会づくりを一般生活者に普及することを目的とするもので、アルコール依存症に苦しみ、回復したロックバンド「ZIGGY」のボーカリスト森重樹一(56)も参加した。

 このイベントは新型コロナウイルス感染予防対策のため、一般観覧は中止し、無観客で開催され、ネットで生中継された。

続きを表示

この記事のフォト

2020年3月1日のニュース