「ボコボコにされた」昨年…見取り図 2度目M―1でリベンジの誓い「どつき返したい」

[ 2019年12月20日 22:00 ]

「Mー1グランプリ2019」の2年連続決勝進出を決めた「見取り図」の盛山晋太郎(左)とリリー
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 漫才日本一を決める「M―1グランプリ2019」の決勝進出を決めたお笑いコンビ「見取り図」。ツッコミの盛山晋太郎(33)は「昨年はM―1にどつかれた。今年はどつき返したい」と2年連続2回目の大舞台で、昨年9位のリベンジを誓った。

 連続出場は、かまいたち(3年連続)と見取り図の2組だけというフレッシュな大会。「経験があるのは強み」と盛山は自信をのぞかせる。初出場した昨年は、出演順を決める「笑神籤(えみくじ)」でトップバッターに決定。その時点で「アカン」と2人は天を仰いだ。トップは、会場の笑いも手探り状態で、審査員が全体の評価の基準とするため、不利な出番順と言わていれる。「昨年より悪い順番はないでしょ」とリリーは笑った。

 今年は大学の学園祭などで「M―1ファイナリスト」と紹介されるのが「気持ちよかった」と盛山。リリーも「居酒屋でも声をかけてもらえるようになった。M―1の偉大さを感じた」そうだが、同時に「プレッシャーも感じた」という。

 もちろん、狙うのは「優勝」の2文字。昨年は9位に終わり「馬乗りになってボコボコにされた」と盛山。一方のリリーは「悔しかった。もっと評価されてもよかったと思う」と結果には納得してない。ただ、ネタの作り方は変わってない。盛山は「お客さんと一緒に楽しむ」と従来のスタイルを変えるつもりはない。リリーは「1本目を見終わった時に2本目も見たいと思わせたい」と言う。ライバルは憧れの先輩「かまいたち」と、敗者復活戦から勝ち上がってくる候補No.1の「和牛」。「敗者復活組は勢いがあって有利」とリリー。「ライバルはボク自身。本田圭佑も言ってた」と盛山は笑いで締めくくった。

 【見取り図】
 ◆リリー(本名・清水 将企、しみず・まさき)、1984年6月2日、岡山県和気町出身の35歳。大分芸術文化短大卒。美術の教員免許あり。

 ◆盛山 晋太郎(もりやま・しんたろう)、1986年1月9日、大阪府堺市出身の33歳。大阪法律専門学校卒。

 ともにNSC(吉本総合芸能学院)29期生。昨年結成12年目で初めてM―1決勝に進出して9位。上方漫才協会大賞を受賞。

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2019年12月20日のニュース