バレエダンサー倉永美沙「全てを投げ打つ覚悟」サンフランシスコで新たな挑戦 22日「情熱大陸」

[ 2019年12月20日 15:17 ]

MBS・TBSテレビ系「情熱大陸」に出演のバレエダンサー・倉永美沙
Photo By 提供写真

 MBS・TBS系ドキュメンタリー「情熱大陸」(日曜後11・20)の22日放送は「はじまりのクリスマス、アメリカの超名門バレエ団で私は輝く」がキャッチコピー。世界的に有名なバレエダンサー・倉永美沙にスポットを当てる。

 世界の舞台で活躍するプリンシパル・倉永。今年、大きな転機を迎えた。欧米では特に小柄な1メートル56という身長ながら、16年間、名門ボストン・バレエ団に在籍。プリンシパル(最高位ダンサー)のトップに上り詰めた。バレエ界のレジェンド、イタリアのロベルト・ボッレのツアーでも客演。17年には、バレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞にもノミネートされた。

 倉永は今年、アメリカ最古の超名門サンフランシスコ・バレエ団に移籍し、バレエ界の話題となった。倉永は実は18年前に一度、サンフランシスコ・バレエ団に在籍。苦渋の時を過ごしたことがある。17歳の時、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでプロ研修賞を受けサンフランシスコへ。「アメリカのバレエ・スタイルに戸惑っている内に終わってしまった…」と、正式契約を勝ち取れなかった場所なのだ。

 「全てを投げ打つ覚悟でここに来た」と言う倉永。新しいシーズンは12月、クリスマスシーズンの始まりを告げる「くるみ割り人形」から幕を開ける。そこへ向け、7月にバレエ団に加わった倉永を、エースと言われる気鋭のダンサーが待っていた。イタリアのスカラ座からきたイタリア人プリンシパル、アンジェロ・グレコ。モダンな舞台装置や大胆な演出で知られるサンフランシスコ・バレエ団で、倉永はどんな姿を見せるのか。

 「世界の人にバレエの魅力をシェアしたい」と倉永が向かったメキシコでの客演公演、全幕もの「ロミオとジュリエト」のデンマーク公演、サンフランシスコでの初舞台「くるみ割り人形」など、身も心もバレエに捧げる倉永の、第二のバレエ人生のスタートに注目だ。

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2019年12月20日のニュース