元「歌のおにいさん」 大麻所持と覚醒剤使用の罪で実刑

[ 2019年11月26日 16:22 ]

 自宅で大麻を所持したなどとして、大麻取締法違反(所持)と覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた兵庫県伊丹市の無職沢田憲一被告(50)に大阪地裁(後藤有己裁判官)は26日、懲役1年6月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。被告は1996年から3年間、NHKの番組で「歌のおにいさん」を務めていた。

 被告は昨年9月、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁に逮捕され、東京地裁が同12月に懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡していた。

 後藤裁判官は判決理由で、執行猶予中に事件を起こしており「覚醒剤への親和性や依存性があり、薬物犯罪への抵抗感も低い」と指摘、実刑はやむを得ないと判断した。

 判決によると、5月27日、自宅で大麻約0・1グラムを所持。9月に大阪市内のホテルで覚醒剤を注射し使用した。

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2019年11月26日のニュース