玉川徹氏 香港のマスク禁止への抗議デモに「これがどういうふうに中国に波及するのか」

[ 2019年10月7日 11:15 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏が7日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。香港政府が「緊急状況規則条例」を発動しデモ参加者のマスク着用を禁じた「覆面禁止法」に抗議するデモが香港各地で行われていることに言及した。

 一部デモ隊は火炎瓶などを投げるなどし、警官隊と激しく衝突。多数が拘束されている。

 MCの羽鳥慎一アナウンサー(48)が「このままどんどん悪化してしまえば、中国が動き出す可能性もあるってことですね」と話すと、玉川氏は「中国は、中国自体にこういうふうな動きが波及するのが一番嫌でしょうね」と分析した。

 そして「今、国慶節でしょ、大型連休中で中国人がいっぱい海外に行っているわけですよね。日本にも来ているだろうし、米国とかいわゆる旧西側諸国といわれている国、自由主義の国に行っています。報道されているのを見るわけですよね。多くの人が見た時にどういうふうにこれを感じるか」と指摘。その上で「今、中国はどんどん豊かになっているから、豊かになっている家庭というのは、自由っていうものがある程度制限された状況でも豊かになることの方が優先されるわけですよね、感覚として。豊かになった後に、あれこれおかしいんじゃないかって思い始めるんだけど、今富裕層なんかはそういうふうになっているのかもしれないんですけど、ちょっと分かんないですね。これがどういうふうに波及の仕方を中国にするのか」とした。そして「生きていくってことに精いっぱいな時には自由か自由じゃないかっていうのは二の次になる。中国はそういう状況を脱しつつあるわけで、これからは中国は全体を共産主義の一党独裁でコントロールできていくかどうかっていうのは、これから分からない」と話した。

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2019年10月7日のニュース