【宮迫・亮会見 一問一答(11)】憶測だけで言わないでほしい「人の人生が変わるという認識を」

[ 2019年7月20日 22:38 ]

宮迫博之・田村亮 謝罪会見 ( 2019年7月20日 )

謝罪会見を行った宮迫博之(左)とロンドンブーツ1号2号の田村亮
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 ――保身のためにうそ。あの時に戻れるとしたら。

 宮迫「この状況を認識している自分なら、あの時の自分を殴っている。殴ってでも本当のことを言わしている」

 亮「2度とこのような思いしたくないと強く思っている。宮迫さんに本当のこと言いましょうというタイミングがもっと早かったはず」

 ――今、守りたいものは。

 宮迫「家族は当然なんですが、(しばらく目をつぶり)自分で自分の能力の中で頑張ってできることで、つらい気持ちの人を笑わせてあげることができるのであれば。僕のせいで不快になって、僕を見て笑えなくなっている人に償えるのなら頑張って、その人たちを守れるように努力したい」

 亮「素直に笑いをみて、笑っていた方が、他の芸人を見て笑えない状況になっているのなら、どうにか自分たちがまじめにできることで取り戻したい」

 ――2回目のフライデーの記事の内容ときょうの発言は違う。法的手段も考えるか。

 宮迫「現状はそこまで考えられる精神状態じゃない。訴訟したことないので、それでもしも家族に迷惑かけてしまうのではないかというのもある。身の潔白は分かってもらえている部分もあるので、現段階では考えていません」

 ――反社と関わっていたこと、(島田)紳助さんのこともあったし、まだこういうことがあるのかと社会に大きな衝撃を与えた。2人の感覚で、反社の人物との関係を感じることは仕事をしていてあるのか。

 宮迫「仕事を持ちかけられることはないが、僕のフライデーの第2報もそうだが、写真を頼まれると、基本的には撮るようにしていますので、おそらく何万人という人と撮っていると思います。30年の間で。その撮った時点では違うとしても、のちに犯罪者になられたりした写真を数年後に出されるということは、もしかすると、現時点でも雑誌社の方には届いているのかもしれません。家族でハワイに行ったときに、ショッピングモールで入れ墨の入った方に来られて、写真を撮られたこともあります。でも、正直そこを断るというのは、家族も一緒にいましたので難しい。ちょっと断れないというのは多々ある、それは芸能人、ほとんどの方がそうだと思いますから。ただ、僕の第2報のフライデーの写真というのはすごくあると思いますので、今後、芸能人の写真が出ることがあるかもしれませんが、そこは皆さん、ほんとに、ちゃんと精査して。ワイドショーなどで、ただ憶測で、おしゃべりになられることで、その芸能人の方の一生が終わってしまうかもしれません。ですので、そこの事実関係の精査というのは、すごくしっかり、こんな騒動を起こした僕がいうのはお門違いなんですが、そこは考えてあげてほしいと思います。僕は確かに第2報で人生が急激に変わりました。きっかけは僕のせいです。でも、最終的に第2報で僕は会社を契約解除という状態になっていますので、そういうことは、ワイドショーの方々も、コメンテーターの方々も、憶測だけで、人の人生が変わるということを認識を持っていただきたい。誰が言うんだというのはあると思いますが、そこはすいません。ぜひお願いします」

 ――一般人が思ってしまうような、芸能界ってこういうところだから、そういう人たちと付き合いができてしまうんだろう、というような解釈は基本的にないと解釈していいか。

 宮迫「僕の感覚ですが、基本的にはないと思います。もし、しっかりとそういうところとつながっている人がいるとすれば、それは人生が終わってしまっても致し方ないと思います」

 ――紙の契約を交わすべきという考え、芸人といえど変わっていくべきではとの考えは。

 亮「ギャラの可視化とか、疑問に思ったりするが、吉本興業は劇場があったり、いいところもすごくあるので、紙で契約を結ぶことが本当にいいかどうか、僕では判断できないですけど、今回僕は記者会見が開けないというところから始まったことで、ああいうこともある、そういうこともある、と積み重ねになってしまっただけので、問題の起こってない方は、そっちの方が良かったりする人もいるかもしれないので一概には言えないです」

 宮迫「そこに関しては、デビューして間もない若手のギャラというのは非常にびっくりするくらい。僕たちも300円とか、最初はもちろんそうですけど、ただ、吉本ブランドというのは、吉本でなければ我々は今、この場にすら座っていないと思いますので、そこに関しては、もちろんルールとかはこれをきっかけに変えていかなきゃいけないと思いますけど、吉本ブランドはすごいなと思っています」

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2019年7月20日のニュース