「モヤさま」福田アナ、笑いと涙の2年半 さまぁ~ず&大江・狩野アナとの絆 転機となった“あの事件”

[ 2019年5月26日 09:00 ]

「モヤモヤさまぁ~ず2」のアシスタントを卒業する福田アナ(左端)は、さまぁ~ずの大竹一樹(中央)三村マサカズと沖縄・久米島を訪れる(C)テレビ東京
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 テレビ東京の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(日曜後6・30)で3代目アシスタントを務める同局の福田典子アナウンサー(28)。26日の放送をもって約2年半務めたアシスタントを卒業する。明るいキャラクターで視聴者を楽しませてきた福田アナだが、就任当初は悩むことも多かったという。だが、試行錯誤する中で起こった“あの事件”をきっかけに心境が変化。さまぁ~ず・大竹一樹(51)三村マサカズ(51)との秘話、番組への感謝など、モヤさまアシスタントとして奮闘した2年半を振り返った。

 アシスタントとして最後のロケを終え「毎週あったさまぁ~ずさんとのロケがなくなってから、1週間が過ぎるのがあっという間ですね。その生活に慣れていくことに寂しさを感じています」と語る福田アナ。卒業発表以降のオンエアでは毎週大号泣しており「“どんだけ泣くんだ”と自分でもツッコミを入れています」と笑う。

 16年8月にテレビ東京に中途入社し、わずか2カ月後の同年10月にアシスタントに大抜てき。就任直後は「反省と後悔の日々」だった。

 「その頃の日記を読み返すと『緊張で1日が終わってしまった』という内容ばかりで…。今日はいつもよりしゃべってみよう、とか試行錯誤していたんですけど、ずっと空回りしていましたね。迷惑をかけちゃいけない、面白いことをしなくちゃいけない、と自分にプレッシャーをかけ過ぎていたように思います」

 それでも次第に「等身大の自分」を受け入れられるように。心境に変化が起こったきっかけは、モヤさまファンなら誰もが知る“あの事件”だった。

 アシスタント就任から約10カ月が経過した17年8月6日放送回(東京・亀有)、福田アナは顎に絆創膏を貼った痛々しい姿でオープニングに登場した。ロケ数日前に雨で滑って転倒し、顎の骨にヒビが入る大ケガを負って救急搬送されていたのだ。番組プロデューサーらは代役の起用を検討したが、福田アナは気合の“強行出演”。顎にボルトが入ったまま全力で自転車をこぐなど大奮闘する姿は、視聴者の心をがっちりとつかんだ。

 「あの時はケガをしてごめんなさいという気持ちでいっぱいでした。口も開けられないので何もできないんじゃないかと思いましたけど、視聴者の方が面白いと受け取ってくれたことはうれしかったですね。今ではケガをして良かったくらいに思っています(笑い)。ケガの数日後にも関わらず、出演を許可してくれたスタッフの皆さんに感謝ですね」

 “怪我の功名”によって「少し吹っ切れた」と語る福田アナ。だが、やはり最も大きかったのはさまぁ~ずの存在。2人の懐の大きさに何度も救われたと明かす。

 「『福田、もっと出てきていいんだよ。打席に立たないと塁に出られないぞ』『福田が出てきてくれれば、俺たちが面白くするから』と言って、ずっと見守ってくれました。そうしたことを積み重ねていくうちに自分の悩みは一度忘れて、さまぁ~ずさん、視聴者の皆さんと“一緒に楽しむ”というスタンスでやってみようと思えるようになったんです」

 番組卒業が決まり、初代アシスタントの大江麻理子アナウンサー(40)、2代目の狩野恵里アナウンサー(32)にも報告を行った。「大江さんとランチをして『3代目をよく務め上げました』と言っていただいた時には、やっぱり泣いてしまいましたね。狩野さんにはアシスタントになった直後からずっと相談に乗ってもらっていて、いつも『大丈夫だよ!福田らしくやっていれば』と励まされていました。しゃがみ込んでしまいそうな私の腕を引っ張って、立ち上がらせてくれたんです」。

 「最初は転入生のような気持ちだった」というアシスタント就任直後。しかし、この2年半でさまぁ~ず、番組スタッフとの絆は揺るがぬものになった。「大江さんが卒業するときに『宝物のような時間』とおっしゃっていたことや、狩野さんがあんなに泣いていたことが本当によく分かるなあ…」と語ると、目から大粒の涙がこぼれ落ちた。

 3代目アシスタントとして最後の出演となる26日の「卒業SP」では、初登場の地「沖縄・久米島」を訪れる。「最後のロケでは“こんなに凝縮されるか”と思うくらい、たくさんハプニングが起きました。あと、さまぁ~ずのお二人と卓球がしたいとずっと思っていたんですけど、今回の沖縄ロケで実現できました。どこかのタイミングで卓球対決をしているので、見ていただけるとうれしいです!」と笑顔で予告した。

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