【今夜5月26日のいだてん】第20話 弥彦が激励も…四三、再び惨敗 記者の批判にスヤは反論

[ 2019年5月26日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第20話の1場面。アントワープ五輪に参加する日本選手団(C)NHK
Photo By 提供写真

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は26日、第20話「恋の片道切符」が放送される。

 治五郎の手紙によってマラソンがオリンピックに復活し、1920年(大9)、四三(勘九郎)は十種競技に挑む野口(永山絢斗)ら15人の選手たちとアントワープへ旅立つ。現地には、欧州で銀行家として働く三島弥彦(生田斗真)が激励に駆け付け、四三と弥彦はたった2人だったストックホルム大会からの日本の成長を実感。四三は後輩ランナーたちと激走を繰り広げる。しかし、16位とまたもや惨敗。帰国後、四三不在の中で野口が各選手の奮闘を伝えるも、記者たちからの激しい批判を受ける。夫を迎えに来たスヤ(綾瀬はるか)は、夫の長きにわたる闘いは金メダルだと反論する。その頃、敗北した四三は因縁のドイツの地をさまよっていた…。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月26日のニュース