小池一夫さん訃報から一夜 令和楽しみにしていた…「3時代を生きられるかなあ」

[ 2019年4月21日 05:30 ]

「ルーザーズ」1巻。左は故モンキー・パンチさん(C)吉本浩二/双葉社
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 「子連れ狼」の漫画原作者、小池一夫(こいけ・かずお、本名俵谷星舟=たわらや・せいしゅう)さんが17日に82歳で死去したと発表されてから一夜明けた20日、小池さんが元号が「令和」に替わる5月を楽しみにしていたことが分かった。

 遺族によると、小池さんは「(昭和、平成と)3時代を生きられるかなあ」と期待と不安の入り交じる胸中を吐露していたという。3月半ばごろから食べ物が口を通らなくなり、ここ1カ月は点滴で栄養摂取していた。

 「子連れ狼」を連載していた漫画アクション(双葉社)が、5月21日発売号で小池氏とともに、11日に亡くなった「ルパン三世」のモンキー・パンチさんをしのぶ追悼企画を掲載予定であることも分かった。同誌は現在、両作品が大ヒットした当時の編集部を描いた「ルーザーズ」(吉本浩二氏作)を連載中。小池さんは今月16日の最新号に登場したばかり。くしくも“追悼号”で最終回を迎える。

 小池さんが教べんをとった大阪芸大や、教え子の漫画関係者らがお別れの会を計画している。

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