山口真帆101日ぶり公の場で何度も笑顔「ご心配をおかけして申し訳ありません」

[ 2019年4月21日 18:30 ]

101日ぶりにホームのステージに上がったNGT48の山口真帆(C)AKS
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 NGT48のチームG公演「逆上がり」が21日夜、新潟市の専用劇場で千秋楽を迎え、男2人から暴行被害を受けてグループを離れていた山口真帆(23)がステージ復帰した。公の場に姿を見せたのは1月10日の3周年公演以来で101日ぶり。冒頭の寸劇から参加して、4曲目「その汗は嘘をつかない」を歌い終えると「みなさん、こんばんわ」と一人で語り始めた。他のメンバーたちに続いて「まほほんこと、山口真帆でーす」と自己紹介。事件についても触れ、「本当にこのたびは、ご心配をおかけして申し訳ありません」と深々と頭を下げた。

 チームG公演はこれが最後。「チームGの一員になれて本当に良かったなと思う毎日で、アイドル生活が楽しかったです。そんなチームGのメンバーと迎られる最後の公演になりますが、おもいっきりみんなと楽しんで忘れられない公演にしたいと思います」とあいさつした。歌唱中は長髪を振り乱しながら軽やかに踊り、何度も笑顔を振りまいた。

 山口をめぐっては昨年12月、20代の男2人が暴行の疑いで逮捕されている。玄関先でファンの男2人と鉢合わせた山口が、助けを求めて叫んだ際に口を塞がれ、通報を受けた警察官が男を取り押さえた。2人はその後、性的暴行など悪質な犯行の意図はなかったと判断され、不起訴となった。

 1月8日には山口が動画配信サイトで被害を告白。9日にはツイッターでも「皆さんにもショックを与えてしまってごめんなさい」などと心境をつづった。10日の公演後はツイッターや有料会員向けのメールでしか言及してこなかった。事件の背景にはグループ内の「風紀の乱れ」や、一部メンバー間の確執などが指摘されている。

 一連の騒動を受けてチームGはこの日をもって解散した。これに先立って午後3時前には、チームN3も「誇りの丘」公演の終了とともに解散。2つあったチームは今後、「1期生」に一本化して再出発する。両公演の開演前には劇場の早川麻依子支配人が、「ファンの皆様、新潟の皆様に事件や、事件後の対応の不備によって大きく信頼を裏切ることになりました。このように、千秋楽公演になってしまい申し訳ございません」と謝罪。「今はNGT48として、やらなければならないことがたくさんあると考えております。その第一歩としてチーム制度を取りやめ、踏み出したいと思います」などと頭を下げた。

 この日でAKB48との兼任が解除され、NGT48を離れた柏木由紀(27)は「チームはなくなりますけど逆に全員がNGTの一員なんだと自信をもって、みんななりのNGTをつくっていってほしい。私や(18年4月に卒業した北原)里英ちゃんがいたときよりも、みんなだけでもできたじゃん、最高だねって言ってもらえるように」と結束を願った。

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