18年度も快挙連続の藤井 最年少七段、最速100勝

[ 2019年3月28日 05:30 ]

竜王戦4組ランキング戦3回戦   〇藤井聡太七段―中田宏樹八段● ( 2019年3月27日    将棋会館 )

今期最終戦を逆転白星で飾った藤井聡太七段(撮影・我満 晴朗)
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 昨年4月に高校生となった藤井は今年度も、前年度に続き快挙の連続で周囲を驚かせ続けた。

 5月に竜王戦ランキング戦で2年連続昇級を果たし、史上最年少の15歳9カ月で七段に昇段。10月には、驚異的なスピード昇段のため最後の参戦となった新人王戦を危なげなく制した。12月に史上最速で公式戦通算100勝に到達。年をまたいだ全棋士参加の朝日杯オープン戦では、決勝で絶好調だった渡辺明棋王(当時)を破り、堂々の連覇を達成した。

 一方で、デビューから連勝を続けてきた名人戦順位戦のC級1組では、終盤に手痛い初黒星。杉本昌隆八段(50)との師弟同時昇級という千載一遇のチャンスを逃し、勝負の厳しさも味わった。

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2019年3月28日のニュース