伝説の歌手・佐良直美がテレビから姿を消した真相を初告白 驚きの“いま”も明かす

[ 2019年2月1日 20:40 ]

1971年5月26日。TBS「肝っ玉かあさん」に出演する(左から)沢田雅美、京塚昌子、佐良直美
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 TBSの「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)が1日に放送され、大みそか恒例の「NHK紅白歌合戦」に13年連続で出場し、紅組司会も5度務めた伝説の歌手・佐良直美(74)が出演。32年ぶりとなるバラエティ番組でテレビから姿を消した真相を初告白し、栃木県の山奥で160匹を超える動物たちと暮らす現在の日常を明かした。

 佐良は1967年のデビュー曲「世界は二人のために」で日本レコード大賞の新人賞を受賞し、紅白にも初出場。2年後の69年には「いいじゃないの幸せならば」がレコード大賞を受賞するなど歌手として60年代を席けん、女優としても活躍した。

 だが、87年に突如、芸能界から姿を消した。その理由については長く謎に包まれていたが、実はある時、突然声が出なくなり、病院で診察を受けると声帯にポリープがあることが判明したという。医師から「歌い過ぎですね。最低でも1年は歌わないでください」と言われ、手術。「泣くつもりじゃないけど涙が止まらない」。歌声を失ったことが芸能界を去った理由だった。そのことは唯一、恩師である石井ふく子プロデューサー(92)には報告しが、「あなたがそれでいいなら考えた通りにやりなさい」と佐良の決断を認めてくれたという。

 現在は栃木県那須塩原市に移住。東京ドーム1・5個分の広大な敷地に建てたプライベートシェルターで100匹の猫、50匹の犬、ハクビシンにカラスまで保護した動物たちと暮らす。160匹を超える動物と暮らすようになった背景には飼い猫との不思議な体験が。移住後のある日、風邪で寝こんでいた佐良のお腹の上に愛猫が飛び乗り、そのまま動かなかったことがあった。そんなことはそれまで1度もなく不思議に思っていたところ、腹部に違和感を感じた佐良。病院へ行ってみると早期の卵巣がんであることが分かったという。

 命を救ってくれた猫に「感謝です」と振り返る佐良は「その時に、動物のために生きなさいと動物の神様がおっしゃっているに違いないって思いましてね」。以来、動物に恩返しするべく、捨てられている動物を見つけては保護しているのだという。

 ペットの不法投棄を解決しようと、人間と動物の絆をつくるしつけ教室を開き、犬と同じように猫も登録制度にするべく推進運動も行っているという佐良。「命の重さは変わらない。一生責任を持ってみられるかどうか、もっと重く真面目に考えてほしいと思います」と訴えていた。

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2019年2月1日のニュース