4人の純烈 13日始動、前川清公演稽古開始も歌唱パート決まらず

[ 2019年1月13日 05:30 ]

17年11月、5人体制の純烈。13日から4人で活動する。(左から)白川裕二郎、小田井涼平、友井雄亮、後上翔太、酒井一圭
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 メンバーの友井雄亮(38)が交際女性への暴力や金銭問題の責任を取って芸能界から引退した男性歌謡グループ「純烈」は13日、ドタバタの中で4人組として活動を始める。

 今月24日に東京・明治座で開幕する前川清(70)のデビュー50周年特別公演には、4人で出演することが正式に決定。この日、明治座のホームページで「友井雄亮は、芸能活動引退のため降板することになりました」と緊急告知された。

 同公演は13日、出演者の顔合わせが行われ稽古が始まる。純烈は第1部の演劇に、メンバーはいずれも本人役で出演。関係者によると友井には「この後、取材があるんですよ」など複数のセリフがあったため、別のメンバーがカバーして穴を埋めていく。

 純烈は第2部の歌謡ショーにも登場するが、これまで友井が担当してきたパートを誰が歌うのかなど全てが未定だ。5人組から4人組になったことで、関係者は「グループの人数が偶数だと、奇数と違ってセンターを中央に置けないのでバランスが崩れる」と、歌唱中のフォーメーションの組み替えが困難だと指摘。見切り発車で走りだすだけに今後、解決していかなければいけない問題は多い。

 テレビ局も大わらわとなった。12日、フジテレビの「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」に純烈が出演。収録は昨年12月10日に行ったものとするテロップを入れ、友井も出演した。同局には14日放送の「痛快TVスカッとジャパン」にも出演しているが、「現時点では調整中」(同局)としている。

 純烈がレギュラー2番組を持っているCS放送も対応に追われている。2番組とも4人で継続するが、日テレプラス「クラブ『純烈』へようこそ!」では26日の次回放送の番組冒頭、友井の引退に関して4人がコメントをするという。メンバーは4人での活動に気持ちを切り替えているが、混乱はしばらく続きそうだ。

 ≪公式サイトで正式報告≫純烈の公式サイトではこの日、友井の引退が正式に報告された。グループの所属事務所は11日付で友井の専属契約を解除しており「本人から、純烈を脱退するとともに、今後の芸能活動も行わないという強い意志表明がございました」と説明。「他のメンバーとも協議した上で、友井の意向を踏まえました」と報告した。

 ≪小田井の妻LiLiCoはブログで謝罪≫メンバーの小田井涼平(47)の妻でタレントのLiLiCo(48)はこの日、自身のブログを更新し「被害に遭われた女性のみなさんとその家族に一生消えない心の傷を負わせてしまったことを大変申し訳なく思います」と謝罪した。友井の会見を見て「どんな表現がいいのかわかりませんが、本当にがっかりしました」と落胆。「元気を届けないといけない職業なのに本気で笑えない」と心境を明かした。

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