「半分、青い。」放送終了 永野芽郁 撮了時は「ケロッと」も「やっぱり少し寂しい」

[ 2018年10月1日 11:35 ]

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインを務めた永野芽郁
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 女優の永野芽郁(19)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の最終回(第156話)が9月29日に放送され、全156回を通じた期間平均視聴率は21・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。2015年後期「あさが来た」から6作連続の大台突破。急展開や朝ドラらしからぬセリフなどが賛否を呼んだが、16年後期「べっぴんさん」の20・3%、17年前期「ひよっこ」の20・4%、17年後期「わろてんか」の20・1%を上回る好数字を残した。

 朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川悦吏子氏(56)のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜ける姿を描いた。

 永野は同局を通じ「『半分、青い。』いかがでしたか?鈴愛の凄まじい行動力でアッという間に進んでいく展開に自分自身も驚きながら、右往左往する人生というものを何とか表現できたらいいなと思って日々、向き合っていました。毎朝この作品を見て1日を頑張るパワーだったり、前を向く力だったり、考える時間だったり。皆さまの中の何かをするキッカケになれていれば、うれしいなと思います」とコメント。

 8月中旬のクランクアップから数日後の合同インタビューの際には「ロスに襲われるかと思ったんですが、クランクアップの日だけで。今は意外とあっさり『サヨナラ〜』って感じで。ケロッとしています」と笑いながら明るく別れを告げたが、この日は「鈴愛として初めて朝ドラに出演できて幸せでした。また朝ドラという大きな愛のある作品に出演できるように頑張ります。応援してくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました!やっぱり少し寂しいです」と心境を明かした。

 制作統括の勝田夏子チーフプロデューサーは「半年間のご愛顧、誠にありがとうございました。人生、実にいろんなことが起こります。鈴愛はちょっとうかつで一風変わったヒロインでしたが、雨の日も風の日も抜けるような青空を思い描いて自分らしく羽ばたこうとする姿が、この窮屈な世の中に少しでも勇気と活力をお届けできたなら、こんなにうれしいことはありません。他の誰にも負けない、本当にオリジナルな世界を紡ぎ出してくださった北川悦吏子さん、鈴愛という役にこれ以上ない説得力で魂を吹き込んでくださった永野芽郁さんはじめ、すべてのキャスト・スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした!」と感謝した。

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2018年10月1日のニュース