是枝監督沈痛「二度母を失ったよう」、橋爪功がメッセージ代読

[ 2018年10月1日 05:30 ]

樹木希林さん告別式

式場に飾られた樹木希林さんの遺影
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 弔辞は、希林さんが出演し、今年5月にカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得した「万引き家族」などでメガホンを取った是枝裕和監督(56)のメッセージを、希林さんと文学座付属演劇研究所の同期で俳優の橋爪功(77)が代読する形で行われた。

 是枝監督は「急にお別れを告げなければいけなくなるとは思っておらず、途方に暮れています。ずいぶん前に実の母は他界しておりますが、二度母を失ったような、悲しみの沼から抜け出せそうにありません」とつづった。

 希林さんが亡くなった9月15日は実母の命日でもあるといい「母が亡くなったことを、何とか作品にしようとしたから希林さんと出会えた。私と出会ってくれてありがとうございました。さようなら」と締めくくった。

 代読した橋爪は葬儀終了後「今のところは整理ができない」とうつむき「年齢が近いこともあり、仲が良かった。難しい、謎めいた人でした」と惜しんだ。

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2018年10月1日のニュース