たけし旭日小綬章“らしく”喜び「これを糧にノーベル賞目指す」

[ 2018年4月29日 05:30 ]

ビートたけし
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 政府は29日付で2018年春の叙勲受章者を発表した。旭日章976人、瑞宝章3175人の計4151人。タレントで映画監督のビートたけし(71)が旭日小綬章を受章した。

 たけしは「身に余る光栄。この受章を糧に、より芸道に磨きをかけ、ノーベル賞を目指します」と“ボケ”をかまして喜びを表現した。

 漫才師、タレントとして社会風刺の効いた芸風で長年活躍しているほか、映画監督として18本の作品を製作。1997年には世界三大映画祭のひとつ、ベネチア国際映画祭で「HANA―BI」が最高賞の金獅子賞を受賞。03年にも同映画祭で「座頭市」が銀獅子賞に輝くなど海外でも高く評価されてきた。

 フランス政府からは16年に最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章しているが、国内で勲章や褒章を受けるのは初。同年、弟子の東国原英夫(60)が、たけしが過去に紫綬褒章を断っていたと明かしている。理由を聞くと「金くれねーから」と冗談めかして言っていたという。

 今年3月末、30年間所属した芸能事務所「オフィス北野」を退社。新会社「T.Nゴン」を拠点に活動を開始したばかり。今後は小説家としても本格的に活動していく予定で、たけしにとっては節目に届いた吉報となったようだ。

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2018年4月29日のニュース