オリラジ中田、茂木氏の“お笑いオワコン論”で持論展開「すごくいい発言だなと」

[ 2017年4月17日 18:29 ]

オリエンタルラジオの中田敦彦
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 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(34)が15日に更新したブログで、日本のお笑いタレントを「終わっている」と批判した脳科学者の茂木健一郎氏(54)の“お笑いオワコン論”について持論を展開した。

 茂木氏は3月に自身のツイッターで「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終始し、権力者に批評を向けた笑いは皆無」「日本の「お笑い芸人」のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と、日本のお笑い界を批判。爆笑問題・太田光(51)はラジオ番組で「うるせえよバカ」と反論していた。3月19日放送のテレビ番組では「ダウンタウン」の松本人志(53)が「茂木さんが面白くないから全然刺さらない」とコメントした。

 中田は「オリラジ中田、茂木健一郎の『お笑いオワコン論』支持!」というエントリーで15日にブログを更新。「メジャーな先輩方が全員反対派だったので、がっかりしてしまいました。茂木健一郎さんの発言“日本のお笑いは空気を読み過ぎなんじゃないか。大御所が面白いと言うか面白くないと言うかで価値が決まる”はすごくいい発言」と感想を述べてから、茂木氏「空気読みすぎ」「政治風刺がない」という意見で賛同できる箇所をピックアップ。「タレント同士の力関係が画面に出てしまっているのは事実」「若手の新規参入がかなり厳しくなっている」と述べ、政治風刺に関しては「思想的なものや皮肉の効いたものはほとんど自主規制されている」と分析した。

 ブログでは「茂木さんの発言で改善できたところ」として、「全部をオワコンとせずに、この番組は見所がある!という例も示して欲しかった」と主張。茂木氏の意見に全面賛成するのではなく、「テレビ全体を否定するのではなくて、この番組のこういうところはちょっと見所がある!という例を示せば全員を敵に回すことはなかったと思います。全体が悪いとしてもマシなのはあるでしょうから」と冷静に指摘した。

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