セサミストリート、新キャラは自閉症の4歳児「ジュリア」

[ 2017年3月22日 10:49 ]

 米国の幼児向け教育番組「セサミストリート」を制作する非営利団体「セサミ・ワークショップ」は21日までに、4月の放送から新しいマペット(操り人形)のキャラクターとして、自閉症の少女「ジュリア」を登場させると発表した。自閉症への理解促進が狙い。

 自閉症児の家族から番組で扱ってほしいという要望が寄せられ、同ワークショップは5年以上かけて専門家の意見を聞くなど準備してきた。

 ジュリアは歌が大好きで、多くの曲の歌詞を暗記している4歳児という設定。友達とは楽しそうに遊ぶが、ほかのキャラクターが自己紹介して握手を求めても無視してしまうことがあるほか、短い単語を繰り返す話し方になりがちな点など、自閉症の子どもに特徴的な様子が表現される。

 シェリー・ウェスティン副代表は「すべての子どもたちがより賢く、強く、優しく育つよう助けるのが私たちの使命。自閉症が理解され、社会に受け入れられるよう努力を続ける」と話した。

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