流行語 関心が一事に集中か 「SMAP解散」も無視できぬ言葉

[ 2016年12月2日 06:36 ]

2016ユーキャン新語・流行語大賞表彰式

週刊文春編集部の代表者(左)と広島の鈴木誠也
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 そのほかベストテン入りした「聖地巡礼」はアニメ映画「君の名は。」の大ヒットによって、映画の舞台となった場所や建物などを巡る“巡礼”が社会現象に。また「保育園落ちた日本死ね」は、待機児童が問題となる中、育児中の母親とみられる人物が、ネットに「保育園増やせよ」などと訴え。衆院予算委員会でも、この書き込みが引用され、国会前では子供を連れた母親らが抗議行動を起こした。選考委員の歌人・俵万智さん(53)は今年のノミネート語を「世の中の関心が一事に熱狂的に集まりやすくなっているのかも」と選評した。

 一方、トップテン入りを逃したのは「SMAP解散」「都民ファースト」など。選考委員で女優の室井滋(58)は「SMAP解散」について「多くの人から“新語、流行語ではないのでは”という指摘があった。だが、国民的グループの名前に“解散”がついた。これは衝撃で、無視できない言葉だった」と振り返った。

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2016年12月2日のニュース