中畑氏 亡き妻を思い出し涙止まらず 最期は「愛してるよ」に「私も」

[ 2016年12月2日 14:30 ]

前DeNA監督の中畑清氏
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 前DeNA監督の中畑清氏(62)が2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。涙ながらに2012年に子宮頸がんのため死去した妻・仁美(享年59)さんとの思い出を語った。

 仁美さんとは大学時代に出会い、「ひとみぼれ」でしたという中畑氏。巨人入団1年目の1976年オフに結婚し、仁美さんは“絶好調男”の愛称で親しまれた中畑氏を長年支えてきた。しかし、中畑氏がDeNAの監督に就任した12年に子宮頸がんが発覚。手術を受けたが、術後に新たな腫瘍が見つかった。

 「亡くなる2週間前に娘が結婚したんです。本当に喜んでいた」。しかし、その後容体が悪化。仁美さんは自身の誕生日を病院に向かう救急車の中で迎え、中畑氏は「悔しい、悔しいって泣きながらね」と沈痛な表情で振り返った。司会の黒柳徹子(83)から「最期に交わした言葉は?」と問われ、「言葉にならなかったんですけど『愛してるよ』っていったら、『私も』って。それを言ってくれただけでも僕の中では…」とこみ上げるものを抑えられなかった。

 仁美さんは闘病の末、12年12月に死去。「死に顔が良かったんですよ。すっげえきれいで。今までにないような、見たことのないような女房の顔で。なんでこんなにきれいなんだろうと思うぐらい。思わず口づけしました」と涙ながらに回顧。黒柳も「お喜びになったでしょう。きっとわかってらっしゃると思うから」と心中を慮った。

 中畑氏は「本当に素敵な女房でしたね。僕が元気でずっとやれたのも最高な相棒がいてくれたおかげ。これからユニホームを着続けて、なんとかまた現場に復帰することが供養にもなるのかな」と亡き妻へ感謝し、生涯現役への決意を新たにしていた。

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2016年12月2日のニュース