NHK会長、SMAP紅白に手応え?根拠は「勘」も前向きな表現

[ 2016年12月2日 05:54 ]

NHKの籾井勝人会長
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 NHKの籾井勝人会長(73)が1日、東京・渋谷の同局での定例会見で、年末に解散するSMAPの「紅白歌合戦」(31日後7・15)出場について「十分にチャンスがあると思っている」と語った。

 これまでも会見で、自身が直接交渉に乗り出す意気込みなどを語っていたが「十分にチャンス」という前向きな表現を使ったのは初めて。チャンスの根拠を問われると「勘ですね」と答えて記者団の笑いを誘ったものの、「最後の最後まで粘り腰でやるつもり」と強い決意を示した。

 テレビ局関係者の間では、籾井会長の強気の背景には秘策があるとみられている。今年はAKB48の紅白版総選挙やRADIO FISHの共演ダンサーオーディションなど国民参加型の企画を用意しており、SMAPに対しても「国民とともに最後を盛り上げるさまざまな企画を提案して交渉しているのでは」(関係者)との見方がある。

 交渉の現状について籾井会長は会見で「うまくいけばすぐに発表するが、発表しないということはまだうまくいってないということ」と説明。その上で「さはさりながら、私は十分にチャンスがあると思っている。こちらの意図は十分に伝わっていると思う」と手応えを語った。

 籾井会長の「チャンスがある」という発言は、SMAPの出場を願うファンらには心強い。ただ“籾井発言”はこれまで、信ぴょう性などでたびたび物議を醸している。9月には「ジャニー喜多川社長に直談判する」とも話したが、実現していない。実際の交渉はスタッフが行っており、全てはSMAPの5人次第だ。

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2016年12月2日のニュース