ラジオ番組挑戦のミサイルマン西代が明かす“ベリグ”との絆

[ 2016年10月21日 00:26 ]

気合い満々でABCラジオでの音楽番組に挑むミサイルマン・西代洋(左)と桂紗綾アナ
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 テレビ朝日系バラエティー番組「アメトーーク」の“たいこ持ち芸人”でおなじみ、お笑いコンビ「ミサイルマン」の西代洋(36)は、音楽大好き芸人でもある。人気急上昇中の大阪出身3人組バンド「ベリーグッドマン」(ベリグ)を弟のように可愛がり、デビュー前からプッシュするなど目利きぶりも発揮。そんな西代が満を持して、在阪局・ABCラジオで音楽番組に挑む。

 その名も「西代・さあやの胸アツ音(ON)トーク!」。10月23日深夜1時放送の単発30分番組だが、同枠は週替わりで様々な企画番組を発信しており、ここで結果を残せば、レギュラー化も夢ではない。「次の改編へ向けてのオーディションみたいなもの。これを獲らなあかんねや!」と気合い満々。音楽が好き過ぎて自ら企画を持ち込んだ同局の桂紗綾アナ(31)から指名を受け、コンビで番組を進行する。

 番組では関西の有望ミュージシャンなどを熱く紹介。番組スタッフも、「芸人、アナならではの感性や楽しいトークを通して音楽を紹介すると、敷居の高いアーティストの楽曲でも、聴く人の間口が広がる」と期待。西代は「1時間のレギュラー番組にしたい。FMもビビるインディーズ発掘番組にしたい」と語る。「ここからブレークしたミュージシャンには感謝され、僕らもすくい上げてもらえる」とポロリ。さらに同局・ヒロド歩アナ(24)の熱愛騒動に触発されたようで、「俺も仕事場で出会いが欲しい。かわいい女性アーティストとええ感じに…」とよこしまな考えをのぞかせたが、「あ、ヒロドさんは交際否定してるんやった」と笑った。

 番組にコメントゲストとして登場した“ベリグ”は、西代と桂アナが共通して愛するアーティスト。桂アナが、アナウンサーとしては異例の番組企画を持ち込んだ一番の原動力が、ベリグの音楽を紹介したかったからだ。西代はメンバーのRover(28)とMOCA(28)とは、ベリグ結成前の2012年に兵庫・淡路島でのたむらけんじ主催フェス「TKF大祭り」で出会った。以降、兄貴のように悩みを聞き、相談に乗ってきた。

 ベリグを結成した13年には、かつて西代が拠点にしていた大阪・なんばの劇場「baseよしもと」にメンバー自らがCDを持って報告に来たという。当初はアメリカ村の小さなライブハウスで観客が15人ほどの前で歌っていたが、西代は楽曲の良さに「絶対に売れる」と確信していた。今年3月にメジャーデビューを果たし、大阪・BIGCATで堂々と演奏する3人を見て「泣いた」という。

 ベリグはデビュー後、キュンキュンさせる楽曲や多様な音楽性が各メディア、SNSなどで絶賛されている。楽曲「Eye to Eye」が9月に放送されたテレ朝系「瀬戸内少年野球団」のエンディング曲に起用され、主演の武井咲(22)に「真っ直ぐな歌詞と、すごくきれいな歌声が印象的。心を惹きつける」と言わしめた。この半年での目を見張る飛躍ぶりに、西代は「プロのオーラをまとい出してる。NSCの同期・キングコングが売れた時並みに(売れるスピードが)速い!」と指摘し、驚きを隠せない様子だった。

 番組では、売れない頃から知る友人ならではのベリグ・エピソードを次々に明かす。1回目の収録内容が濃く、聴き応え満点だったことがスタッフに評価され、早くも11月13日に2回目の放送をすることが決定。「これは手応え十分。ほんまにレギュラーを狙える」とほくほく顔だった。週に何度もライブに通うというMC2人のミュージシャンとの広い交友関係や、音楽愛から生まれる熱いトークに注目だ。

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2016年10月20日のニュース