よみがえる溝口&増村ワールド 12月から全国で記念映画祭

[ 2016年10月19日 08:03 ]

「雨月物語」の京マチ子と森雅之(C)KADOKAWA
Photo By 提供写真

 溝口健二監督の没後60年と増村保造監督の没後30年を記念した映画祭が12月23日の角川シネマ新宿から順次、全国で上映されることが決まった。

 タイムラグはあるものの、大映の屋台骨を支え、日本映画界に大きな足跡を残した2人の巨匠。今回の企画は「変貌する女たち」と題し、女性が主人公の映画に特化した特集となる。

 溝口作品は田中絹代主演の「西鶴一代女」(52年)や京マチ子(92)主演の「雨月物語」(53年)など14作品がラインアップ。増村作品は若尾文子(82)主演の「妻は告白する」(61年)など42本が上映される。会期中にはトークショーなど、さまざまなイベントも用意されており、オールドファンにはたまらない企画となる。

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