山田涼介主演「カインとアベル」8・8% 月9初回最低更新

[ 2016年10月18日 09:15 ]

月9「カインとアベル」に出演する桐谷健太
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 Hey!Say!JUMPの山田涼介(23)がフジテレビ“月9”初主演を務める「カインとアベル」(月曜後9・00)が17日に15分拡大でスタートし、初回の平均視聴率は8・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。

 昨年7月期「恋仲」の9・8%を下回り、数々のヒット作を生み出した看板ドラマ枠「月9」の初回最低を更新した。

 最近の月9初回視聴率は今年7月期「好きな人がいること」=10・1%、4月期「ラヴソング」=10・6%、1月期「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」=11・6%、昨年10月期「5→9~私に恋したお坊さん~」=12・9%、昨年7月期「恋仲」=9・8%。

 最近の月9は視聴率低迷。今年1月期「いつかこの恋を…」は期間平均(全10話)=9・7%、今年4月期「ラヴソング」は期間平均(全10話)=8・5%。2クール連続して月9期間平均ワーストを塗り替えた。

 今作は兄(桐谷健太)と比較され、何をやっても認めてもらえない主人公の優(山田)が、仕事や恋に悩むヒューマンラブストーリー。旧約聖書の兄弟の物語「カインとアベル」が原案で、ジェームズ・ディーン主演の米名作映画「エデンの東」の基になったことでも知られる。

 山田の同局ドラマ出演は、2008年6月に放送された単発作品「古畑中学生」以来。脚本は「東京DOGS」「マルモのおきて」などを手掛けた阿相クミコ氏。演出は「神様、もう少しだけ」「電車男」「のだめカンタービレ」などで知られる武内英樹氏ほか。

 初回は、優(山田)は父・貴行(高嶋政伸)が社長、兄・隆一(桐谷健太)が副社長を務める会社で働いている。その創立50周年記念パーティーが行われている中、抜け出した優は、1人でシャンパンを飲もうと栓を開けた。すると、通り掛かった梓(倉科カナ)のドレスに飛んでしまい、優は慌てて謝る…という展開だった。

 月9としてはラブストーリーを前面に押し出さず、骨太なテイスト。SNS上には「山田君の演技が今までと違い、大人」などの声も相次ぎ、今後の巻き返しが期待される。

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2016年10月18日のニュース