東宝の純利益過去最高に 「君の名は。」ヒットが寄与、一転増益

[ 2016年10月17日 19:40 ]

 東宝は17日、2017年2月期連結決算の業績予想を上方修正し、純利益が前期比27・7%増の330億円と過去最高になると発表した。映画「君の名は。」「シン・ゴジラ」のヒットが貢献するためで、13・7%の減益としていた従来予想から一転して増益となる。

 売上高は2・0%増の2340億円、本業のもうけを示す営業利益は15・4%増の470億円といずれも過去最高となる見込み。

 8月に公開された「君の名は。」は夢を通じて入れ替わる高校生の男女が恋をし、奇跡を起こすファンタジーアニメ。16日までに観客動員1184万人、興行収入154億1千万円に達した。7月に公開された「シン・ゴジラ」も興収77億8千万円と好調だ。

 17日に発表した16年8月中間連結決算は売上高が前年同期比7・2%減の1149億円、純利益が4・9%増の165億円だった。

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2016年10月17日のニュース