貴乃花親方長男・優一さん「恋人に惚れる感覚」で靴職人の道へ

[ 2016年10月12日 12:10 ]

花田優一さんの父親で元横綱の貴乃花親方
Photo By スポニチ

 大相撲の元横綱・貴乃花親方(45)と花田景子さん(51)の長男で靴職人の花田優一さん(21)が12日放送のフジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)に出演。力士ではなく現在の職業を選択した理由や、今でも財産になっているという父親からの「金言」などを明かした。

 番組のインタビューに応じた花田さんは、貴乃花親方が横綱に昇進して初めての場所となった1995年に誕生。当然、相撲の道に入ることへの期待の声も耳にしていたという。それでも「そこにわざわざ入ろうとは思わなかった」。その理由として挙げたのが偉大な父親の存在。「相撲の中での1番になろうとは思わなかった。自分の中では父親が1番ならそれでいいと思っていた」と振り返った。

 靴職人を目指すきっかけになったのは、小学1年生の時のイタリア・フィレンツェへの家族旅行。現地の職人たちの姿を目にし「かっこいい。小さい少年のあこがれ」とその仕事風景に魅了された。「好きなことをやりなさい。だけど、ひとつの道を諦めるな」という貴乃花親方の教えのもと、祖父、父が入門した年齢と同じ15歳の時に米国留学し、その3年後、靴職人になるべく修行のためフィレンツェに向かった。

 「なぜ靴職人の道を選択したのか」をよく聞かれるという。優一さんは「恋人に惚れるような感覚。“なんで?”って聞かれても答えられないから“好きなんだ”みたいな」と表現。昨年帰国し、店舗を持たない、完全オーダーメードの靴職人として活躍している。

 「両親に覚悟を見せるのが筋」と、開業にあたって親からの援助は受けていない。また、幼稚園生の時の運動会の時、リレーで前の走者を抜いて優勝した時のこととして父親から「相手にありがとうって頭を下げてこい」と頭を叩かれるなど、礼儀についても厳しく教わったことも明かし「今でも財産です」と端正な顔を崩していた。

続きを表示

2016年10月12日のニュース