みるきー笑顔で卒業 盟友さや姉「比較されて嫌な気持ちにも…」

[ 2016年7月5日 05:30 ]

モニターに山本彩らが映し出される中で歌う渡辺美優紀((C)NMB48)

 NMB48・渡辺美優紀(22)の卒業コンサート最終日が4日、兵庫県の神戸ワールド記念ホールで開かれ、山本彩(22)や駆けつけた同期OGが号泣する中、最後まで笑顔で歌い切った。

 最後のアンコールの場面。フランス人形のようなロングドレス姿で「本当に私のことを約5年半、応援してくださって、支えてくださってありがとうございます」と頭を下げた。

 さらに「次の曲で終わってしまうと思うと少し寂しいけど、こんな素敵なドレスも作っていただいて…」と話して一瞬、言葉を詰まらせたものの涙を見せることは一度もなかった。

 この日は8月3日発売のシングル「僕はいない」に収録される、初めての山本とのデュエット曲「今ならば」を、ソロ曲「夢の名残り」とともに初披露。「今ならば」はAKB48グループの総合プロデューサーである秋元康氏(58)が、渡辺と山本の関係をイメージして作詞したもの。作曲を担当した山本は「一緒にやってきたメンバーとして、最後にできることはないかと思って作った」と説明し、♪2人はどこか似ている 誰より負けず嫌いで……などと向き合いながら歌った。

 近藤里奈(19)ら卒業生らと歌った「卒業旅行」では、冒頭で山本が口元を押さえながら大泣きし、ソロを歌えない場面も。それでも、山本は、「みるきーは自分にないものを持っててうらやましいと思うこともあった。比較されて嫌な気持ちにもなったけど、隣にいたのがみるきーだったから、私らしさを見つけられた」と、10年のデビュー時からともに歩んできた盟友への感謝の言葉を振り絞った。

 運営側は、NMB劇場での卒業公演もあるとしたが日時は未定。周囲の親しい人には「違う世界を見てみたい」と話しており、芸能界を引退する方向で考えているとみられるが、自らの今後について語ることはこの日もなかった。

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