長谷川京子 子育てに学ぶ日々「やっと人間として成長してる感じ」

[ 2016年7月5日 11:30 ]

あじさいを手にほほ笑む長谷川京子
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 2児の母として子育てをしながら、女優業を続けている長谷川京子(37)。モデルとして一世を風靡(ふうび)し、女優の道へと進んだ“ハセキョー”。37歳とはいえ「奇麗なお姉さん」という印象が今も強く残る。母親として生活する姿がどうも想像できなくて、本人に聞きに行ってみた。

 「子供を起こして、制服を用意して、お弁当の用意して、持ち物をチェックして、水筒にお水を入れて、ご飯を食べさせて…」。毎朝の様子を聞くと、ルーティンをスラスラと言う。「バタバタしますよ。でも、頭の中で家事の順番が整理されている。普通の主婦の皆さんと同じですよ」

 仕事をしていない時は、生活のほとんどが子育ての時間。早寝早起きの弁当作りも毎日だ。「子供が好きなおかずは、カニカマとチーズを巻いた卵焼き。枝豆は皮をむいて1粒ずつピックで刺して入れるんです」

 楽しそうにそう教えてくれた。ただ、あのハセキョーが弁当をこしらえている姿が想像できない。女優としてバッチリのメークでインタビューを受けているからか、お母さんに見えないのだ。ツヤツヤの赤いリップについ目を奪われてしまい、ドキドキした。

 「ポルノグラフィティ」のギタリスト新藤晴一(41)と2008年に結婚。09年に男児、12年に女児を出産した。「若い頃よりも自分の体に向き合うようになりましたね」。休みの日は整体などでメンテナンスし、最近は腸内細菌を整えるなど「とにかく健康でいたい」と思っている。とはいえスタイルは20代の頃と変わらず、「お母さん」というよりは「お姉さん」という印象だ。

 日常で幸せを感じるのも、子供の成長が一番。最近は今年4月に小学校に入学した長男のこと。「家の前で見送るんですけど、ランドセルを背負って歩いて行く後ろ姿が大きくなったなあって」。うれしそうに浮かべた笑みは紛れもなく母親のものだ。「同級生に“女優の弁当はうまいのか?”とか言われたって。1年生なのに、もうそんなこと言うんですよ。凄いですよね」。家庭での様子が頭に浮かんできた。

 短大卒業後、20歳の頃からモデル、女優として一線を走ってきた。その半面、できないことも多かった。だから今、子育てしながら一緒に社会を学んでいる。「公共の乗り物に乗ることも、お母さん同士の付き合いもそう。子供に教えながら、自分も教わってる。やっと人間として成長してる感じがするんです」

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