波瑠が民放連ドラ初主演 フジ「ON」で新人刑事役に

[ 2016年5月21日 05:30 ]

民放の連続ドラマに初主演する波瑠

 女優の波瑠(24)が民放の連続ドラマに初主演する。新人女性刑事の活躍を描くフジテレビ系「ON」(火曜後10・00)で7月にスタートする。

 刑事役を演じるのは初めて。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務め、現在放送中の日本テレビ「世界一難しい恋」にヒロイン役で出演中。今最も勢いに乗る女優の“勝負作”が注目される。波瑠は「皆さんに助けてもらいながら、自分なりに精いっぱい主演を務めようと思います。刑事役も初めての経験ですが、喜びも苦労も全部思いっきり味わいたい!」と張り切っている。

 ドラマは、作家の内藤了氏の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズが原作。主人公の藤堂比奈子は警察学校を優秀な成績で卒業し、警視庁刑事部捜査第1課に配属された新人女性刑事。事件の情報をイラストに描けば決して忘れない驚異的な記憶力の持ち主で、明るく真面目な人柄だが、誰にも明かしていない心の闇を抱えている設定。母親の形見である「進め!比奈ちゃん」と書かれた七味缶をお守りとして持ち歩き、何にでもその七味を振りかける変わり者の一面もある。

 そんな主人公が敏腕先輩刑事やオタク鑑識官、「死神」と呼ばれる女性監察医など個性豊かなメンバーに支えられながら、不可解な猟奇殺人事件に挑んでいく。河西秀幸プロデューサーは「二面性を持つ女性だからこそ、波瑠さんに演じていただけたらきっと面白い」と起用理由を語る。

 6月上旬にクランクイン。波瑠は「人の美しさだけではない、傷や苦しみ、怒りなどの感情も描かれていく作品」とアピール。「藤堂比奈子の歩む道がどんなものになるのか、皆さんに見届けていただけたらうれしいです」と話している。

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2016年5月21日のニュース