具志堅用高氏 30年拒絶された恩人と雪解け「先輩がいたから…」

[ 2016年4月25日 21:17 ]

具志堅用高氏

 ボクシングの元世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(60)が25日放送のTBS系バラエティー番組「7時にあいましょう」(月曜後7・00)に出演。30年間会うことを拒絶され続けた恩人がいたことを明かした。

 その恩人とは、具志堅氏と同郷で元フェザー級日本王者のフリッパー上原氏(64)。18歳で上京した具志堅氏にボクシングの基礎を叩き込み、食事や住む場所でもサポートした恩人だった。

 日本王者だった上原氏の前座を務めていた具志堅氏だったが、次第に立場が逆転。上原氏が王座から陥落した試合で具志堅氏は世界王座奪取に成功、マスコミも新王者に注目するようになった。上原氏は「勝負の世界だから仕方がない」と割り切っていたが、具志堅氏が世界戦を防衛した際に「会長と練習したおかげ」と発言したことで激高。自分への感謝の気持ちがないことから具志堅氏と会うことを拒み続けるようになったという。

 上原氏から「一生許さない」と拒絶され続けていたが、番組内では再会が実現。涙を流しながら抱き合い、30年に及んだわだかまりを解消させた。「先輩がいたから今の自分があります」。今まで言えなかった言葉を伝え、再び涙を流していた。

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2016年4月25日のニュース