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歴代2位の映画興収支えたアニメ作品 ヒット連発の背景は

邦画トップの興収となった「映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」(C)LEVEL―5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト2014

 日本映画製作者連盟(映連)が26日に発表した2015年の映画概況で浮き彫りになったのは、アニメと洋画の好調ぶりだ。

 邦画の興行収入トップは「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の78億円で、2位は「バケモノの子」の58億5000万円。3位の「HERO」(46億7000万円)で実写作品が初めて登場するが、4位から6位もアニメ。上位10作品のうち、6作をアニメが占める結果となった。

 興収の総額は前年比4・9%増の2171億1900万円で、過去最高だった10年(約2207億円)に次ぐ歴代2位を記録。邦画が前年比0・3%減となったものの、洋画が前年比12・1%増で全体を押し上げた。

 アニメ作品のヒットの背景について、会見に出席したKADOKAWAの井上伸一郎代表取締役は「かつては年齢層もファンも分かれていたが、第一次アニメファンが還暦を迎え、お孫さんと3世代で“妖怪ウォッチ”を見るようになっている」と指摘。東宝の島谷能成社長は「昨年は(同社が)34本配給したうちアニメが8本で、全体の40%弱の興収を挙げた。アニメや実写、邦画、洋画とカテゴリー分けして考えなくていいと思っている」と話した。

 洋画の興収は「ジュラシック・ワールド」が95億3000万円で首位。洋画好調の大きな要因は、同作をはじめ、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」などハリウッド大作の続編が相次いだこと。これらの大作は、料金設定の高い「IMAX」や体感型上映システム「MX4D」などで鑑賞するファンが多いことも興収に影響。平均入場料金は前年比1・4%増の1303円で、初めて1300円を超えた。

 また、洋画でもアニメは人気で、2位は「ベイマックス」(91億8000万円)、4位は「ミニオンズ」(52億1000万円)、6位は「インサイド・ヘッド」(40億4000万円)でトップ10に3作が食い込んだ。

 動画サイトなどで映画の配信サービスが拡充する中、入場人員も前年比3・4%増の1億6663万人で、2011年に落ち込んで以降は4年連続右肩上がり。劇場に足を運ぶ観客が増加していることについて、映連の岡田裕介会長は「七不思議。怪奇現象」と表現。「昔は“無料のテレビ、有料の映画”という感覚だったが、ネットも有料なので、映画に対しての有料アレルギーがなくなってきたのかなと思う」と見解を示した。

 映画関係者は「全国的にシネコンが増え、体感型も普及し始めたので、アトラクション感覚での鑑賞など劇場でしか味わえない映画の楽しみ方が見直されている」と指摘。2016年はどんなヒット作が生まれるだろうか。

[ 2016年1月31日 10:50 ]

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