原作者・池井戸氏、下町ロケット撮影現場訪問「熱があり、緊張感ある」

[ 2015年12月17日 15:23 ]

(左から)「下町ロケット」主演の阿部寛、原作者の池井戸潤氏、帝国重工の財前を演じる吉川晃司(C)TBS

 20日にいよいよフィナーレを迎えるTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)最終回は、今もまだ撮影が続いている。そんな中、撮影現場を原作者の池井戸潤氏(52)が訪問、出演者を激励した。

 池井戸氏が現場を訪問したのは、吉川晃司(50)演じる帝国重工・財前が執務をする部屋のシーンを撮影している、つくば市の現場。緊張した雰囲気の中でも池井戸氏と阿部寛(51)、吉川、安田顕(42)、高島彩(36)など出演者陣は終始和やかに会話を楽しんだ。

 池井戸氏は「久しぶりに福澤組の現場を拝見しましたが、相変わらず熱があり、緊張感のある現場でした。こういうところで役者さんの力が引き出され、そしてそこにリアリティーがあるから、働いている人たち・モノづくりに携わっている人たちの心に響く熱いドラマが出来上がったのだと思います。大変素晴らしい現場だと思いました」と現場の熱量を称賛。

 続けて「夏に書き始めた本が、こんなに早く映像化されること、その事自体が奇跡だと思います。佃製作所という小さな会社が、ロケットエンジンのバルブシステムをつくり上げるというストーリーも奇跡ですが、ドラマを作っているこのチーム自体もある種の奇跡の中にいる、という二重構造になっていると思います。このようなミラクルはもう二度とないのではないでしょうか。このまま良い形で最終回を迎え、次に繋がるようになればいいと思っています」とコメントし、最終回を期待していた。

 20日の最終回は25分の拡大スペシャル。直前に午後7時から2時間の特別枠を全国ネットで緊急編成。「超緊急特別ドラマ企画 下町ロケット~最終章」を放送する。

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2015年12月17日のニュース