「モニタリング」2時間拡大後最高12・2%!テレ朝ドラマ超え

[ 2015年11月1日 08:00 ]

TBS「モニタリング」の人気キャラクター「木部さん」を演じるベッキー

 10月29日に放送されたTBS「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(木曜後7・56~9・49)が平均視聴率12・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。10月に2時間枠に拡大されて以来、自己最高をマーク。横並びで放送されたテレビ朝日の人気ドラマ「科捜研の女」(木曜後8・00)の9・8%、同「遺産争族」(木曜後9・00)の10・5%を上回った。TBSは「HOTEL」「渡る世間は鬼ばかり」「3年B組金八先生」などの名作を生んだ木曜9時枠のドラマをやめ「モニタリング」を2時間のレギュラー放送にしただけに、今後の動向が注目される。

 「モニタリング」の2時間拡大以降の平均視聴率は10月8日(3時間スペシャル)が10・3%、同15日が9・6%(22日は放送なし)。

 29日の横並びは、日本テレビ「ぐるぐるナインティナイン」(木曜後7・56)が14・4%、「秘密のケンミンSHOW」(木曜後9・00)が10・4%。フジテレビは「2015プロ野球日本シリーズ ヤクルト×ソフトバンク第5戦」(後6・00~10・09)で、12・3%。「科捜研の女」は初回13・5%、「遺産争族」は初回14・2%と好スタート。裏番組が強豪揃いの環境で「モニタリング」が2時間枠の自己ベストを出したことは特筆されていい。

 29日の放送は、タレントのベッキー(31)が演じている別人格キャラクター「木部さん」によるトークコーナー「木部の部屋」に俳優の香川照之(49)が登場するなどした。

 目下、在京民放5局で2時間のレギュラーバラエティー番組はほかにない。TBSの異例のチャレンジが注目を集めていた。このままコンスタントにテレ朝のドラマと対等に渡り合う、もしくは上回るようになれば、木曜夜の視聴率争いに地殻変動が起きそうだ。

続きを表示

2015年11月1日のニュース