「ライオンキング」大阪公演5・15千秋楽 国内3位ロングランに

[ 2015年10月29日 10:20 ]

千秋楽が決定した劇団四季ミュージカル「ライオンキング」大阪公演のシンバ役・田中彰孝(左から4人目)ら出演者と、来場した文楽人形遣いの二代目吉田玉男(左から5人目)

 大阪四季劇場(大阪市北区)で上演中の劇団四季ミュージカル「ライオンキング」大阪公演の千秋楽が来年5月15日に決まったことが28日、発表された。千秋楽までの総公演数は1196回となり、国内の同一劇場でのロングラン記録第3位に浮上する見込み。

 2012年10月28日の開幕から3周年の節目を迎え、公演後に行われた特別カーテンコール内で告知された。シンバ役の田中彰孝は「この作品を愛してくださった皆さまに心よりお礼申し上げます」と感謝し、「一人でも多くのお客さまに作品を楽しんでいただけるよう、一回一回の舞台を精いっぱい務める」と全力でのラストランを誓った。

 昨年11月には「オペラ座の怪人」の698回を抜いて関西地区最長ロングラン記録を更新し、今月11日には1000回公演を達成。最終の12期目となる来年3月2日からの延長公演計73回が決定し、上演期間は3年7カ月に及ぶこととなった。

 この日は、文楽人形遣いの二代目吉田玉男(62)も駆けつけ、3周年を祝福。同演目が文楽の人形遣いの表現方法も取り入れていることから「興味があり、これまでに3回観賞した」と明かし、「何度見ても素晴らしい。新たな発見や参考になることがある」と絶賛した。

 「ライオンキング」は1998年の初演以来、東京、大阪、福岡、名古屋、札幌の5都市で上演され、全都市で連続ロングラン記録を樹立。東京公演は無期限ロングラン中で28日現在、16年10カ月で5808回と、国内同一劇場ロングラン記録を更新し続けている。2位は「キャッツ」東京公演(04年11月~09年5月)で1563回、3位は「キャッツ」横浜公演(09年11月~12年11月)の1041回。「ライオンキング」は今年4月に総入場者数でも国内最多の1000万人、7月は国内で初の通算公演回数1万回を達成した。

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2015年10月29日のニュース