こわもてに見えて…実はイクメンの寺島進「オムツ替えはしょっちゅう」

[ 2015年10月18日 12:05 ]

笑顔の寺島進
Photo By スポニチ

 こわもて俳優・寺島進(51)は、北野武監督(68)の映画の常連だ。その風貌はヤクザや刑事役で重宝される一方、下町育ちならではの人情味がにじみ出て幅広い作品で存在感を発揮している。「愛・恩義・結束力」を家訓に掲げる男気あふれる人柄。2児の父で、オムツ替えもお手のもののイクメンでもある。

 今では、幅広い役で個性的な味を出す名バイプレーヤー。映画「五つ星ツーリスト THE MOVIE」(11月7日公開)では、こわもてだが人情味あふれるドライバーを演じている。京都で撮影し「日本のハリウッドみたいな場所だったから、役者の仕事を始めて京都に呼ばれるのは“認められた感”があった。第二のふるさとみたいなところ」と思い入れが強い。

 09年に18歳下の夫人と結婚し、10年に長女、今年3月に長男が誕生。「オムツ替えはしょっちゅうやるし、離乳食も食べさせる」とイクメンぶりを明かす。「今まで大事なものは仕事だったけど、家族が一番大事。家族は目に見えない凄いエネルギーがあるよね」

 長男誕生の際に発表した家訓は「愛・恩義・結束力」。特に「恩義」に寺島らしさがあふれている。「これを忘れたら人付き合いできないじゃない。人あっての、出会いあっての自分だから」

 出会いを大事にしてきたからこそ開花した役者の道。今の時代に希薄な「義」を、役でも私生活でも体現している。

 ◆寺島 進(てらじま・すすむ)1963年(昭38)11月12日、東京都生まれの51歳。北野監督の「BROTHER」などで2001年毎日映画コンクール男優助演賞受賞。主な出演映画は「おかえり」(96年)、「ワンダフルライフ」(99年)、「空の穴」(01年)、「アンフェア」シリーズ。ドラマはテレビ朝日「富豪刑事」(05年)、TBS「南極大陸」(11年)など。来年のNHK大河ドラマ「真田丸」にも出演する。1メートル65、58キロ。血液型A。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月18日のニュース