ピース又吉 1票届かず「周囲が重い表情 落ちたんだな、と」

[ 2015年5月15日 05:30 ]

表彰式に出席した、ピースの又吉直樹

 お笑い芸人・ピース又吉直樹(34)の純文学小説「火花」は14日、最終選考に残っていた「第28回三島由紀夫賞」の受賞を惜しくも逃した。最後は決選投票となり、1票差で上田岳弘氏(36)の「私の恋人」に決まった。

 この日、又吉は都内で米映画「シンデレラ」の川柳コンクール表彰式に参加。元宝塚男役トップスターの大和悠河(37)とともに審査員ゲストで登場し、皮肉にも大賞作品のプレゼンターを務めた。イベントの途中で落選をスタッフから伝え聞いた又吉だったが、淡々と受賞者に賞状を手渡した。

 「周囲があまりにも重い表情だったので、あぁ落ちたんだな、と思ったけど、こっちが逆に気を使ってしまった」と半ば苦笑いで落選の瞬間についての感想を話した又吉。ただ、ショックというよりは「候補に入れていただいて、ちゃんと読んでいただけたのがうれしい」と、サバサバした表情で語った。今後の活動については「仕事は芸人が10割。プライベートの時間で小説を書くというスタイルは変えない」とキッパリ。「ただ、イヤになったら全部放り出すかも」とジョーク交じりで語り、周囲を笑わせていた。

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