沢口靖子 天然暴露も座長公演に意欲「毎日稽古に励んでいます」

[ 2015年5月15日 15:09 ]

明治座6月公演「台所太平記」制作発表に出席した沢口靖子

 女優・沢口靖子(49)が主演する明治座6月公演「台所太平記」(6月4~26日)の制作発表が15日、都内で行われた。

 谷崎潤一郎の唯一の喜劇とされる同名小説が原作。小説家宅に住み込む勝ち気なお手伝いさんを演じる沢口は、「台本を読んで、誰もが恐れる文豪にストレートにものを言ってのける痛快さがありました。奉公の中で人として、女性としてたくさんのことを学び洗練されていく姿が興味深く、毎日稽古に励んでいます」と意欲を語った。

 しかし、小説化役の古谷一行(71)が「稽古が始まっているのに、沢口さんだけは一生懸命、自分のところの勉強している。そんな悠悠自適なところが素晴らしい」と、ジョーク交じりに沢口の天然っぷりを暴露。沢口は「そんな私でも、皆さん許してくれる優しい稽古場です」と照れ笑いだ。

 それでも、ラストでは白無垢(むく)姿を披露する予定で「(小説家夫妻に)感謝のあいさつをする私も好きなところ。とても大切なシーンで楽しみにしています」と抱負。小説家夫人役の高橋惠子(60)も、「私としては我が子を送り出すような涙、涙で終わる。実年齢は言いませんが、素晴らしいシーンになると期待しています」と話していた。

 他に南野陽子(47)、湖月わたる(43)、竹内都子(53)、川崎麻世(52)らが共演する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月15日のニュース